オークション方式(個別競争売買)とは、現物株や日経225先物など株式市場にて一般的に使用されている価格決定方法です。
注文を出した時間より早い注文を優先する「時間優先の原則」や、取引相手が提示する価格のうち、取引する者にとって有利な価格を優先する「価格優先の原則」に従い、競争的に取引されるため、取引価格の向上がはかられます。
マーケットメイカー方式って何だろうって思われるでしょう。
マーケットメイカーとは、インターバンク市場で取引しているような金融機関などで、
大証から指定を受けた銀行などです。
(現在大証が指定するマーケットメイカーは、JPモルガンチェース銀行とマネーパートナーズの2社)。マーケットメイカーの義務として、売気配および買気配を継続的に提示し続け、市場に流動性を提供するというものがあります。
マーケットメイカー方式とは、マーケットメイカーが提示するレートの中で、取引する方からみて最も有利なレートが、「マーケットメイカー最良気配」になる、という仕組みです。

上の図の銀行や証券の提示しているレートをご覧ください。
たとえば上の図なら、買いたい方からみて最も有利なレートが95円40銭、売りたい方から見て最も有利なレートは95円45銭となり、これらがマーケットメイカーの最良気配値として、
板に「M」とか「MM」のように表示されます(MはMarket Makerの頭文字)。
⇒ポイント:従来のFXと比べて、マーケットメイカーの動きがわかるようになった

オークション方式って何だろうと思われることでしょう。
簡単にいえば、「売り手と買い手の条件がマッチすれば取引が成立する」というのがオークション方式です。
上の図をご覧ください。レートと注文数が表になっていますね。
これを板といいます。
例えば、上の図のような状態で、一般投資家が「買いの成り行き注文」を出すとします。
板の「売気配」に出ている指値売り注文のうち、一番安い売気配95円40銭との取引が成立します。(つまり成り行きで買う側はその時々で最も安いレートで買うことができるわけです)
逆に、一般の投資家が「売りの成り行き注文」を出すとします。
板の「買気配」に出ている指値買い注文のうち、一番高い買気配95円39銭との取引が成立します。(つまり成り行きで売る側はその時々で最も高いレートで売ることができることになります)
大証FXの板では、マーケットメイカーの最良気配値と、一般投資家の気配値が同等に扱われるので、一般の投資家でも、マーケットメイカーより有利な注文を出すことができるのです。
⇒ポイント:個人投資家もプロの金融機関と対等に価格提示できるようになった
実際に板の動く様子をご覧ください。
下の再生ボタンを押すと始まります(消音にしてます)。
上図は、インヴァスト証券での大証FXデモ画面です。
株のような板表示が行われ、売り気配・買い気配がそれぞれ8本ずつ、合計16本の気配値が板に表示されています。
もう少し説明を加えると、下のようになります。

上の図では、GBP/JPYの売りと買いの差が4銭となっている状態です。赤い文字でMと示されたところが、マーケットメイカーの最良気配値です。
売り気配値と買い気配値の差は、呼値単位(大証FXの場合1銭)と考えがちですが、大証FXでは、さらにマーケットメイカー方式が採用されているため、必ずしもそうなるわけではありません。
マーケットメイカー(上図のMの部分)の最良気配値と一般注文の最良気配値のうち、取引する者にとって有利な気配値が、市場のレートとなる仕組みになっています。
マーケットメイカー方式+オークション方式の最大のメリットは、
個人投資家同士が、マーケットメイカーのレートよりも、
より条件のよいレートで、取引できるところにあります。
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